修繕積立金について


  私は保有物件の内の一つのマンション管理組合の理事長をしています。

 まあ、好きで始めたわけではなく、なり手がいなくて管理会社に泣きつかれ、渋々引き受けたというのが実情です。

 細かい業務は全て管理会社がやってくれて、私は書類に『理事長印』を押すだけなので、別に大した負担にはなっていません。

 むしろ、色々と勉強になるので、やってみて良かったと思うこともあります。

 さて先日、管理会社から長期修繕計画が送られてきました。目ん玉が飛び出しそうになるようなコメントがついて・・・。


 『このままでは10年後に修繕積立金が2千万円足りなくなります』


 げげっ、本当かよ!!!

 そこで、保有物件の管理費と修繕積立金の月額を確認し直してみました。修繕積立金が安い順に並べると以下の通りです。

        管理費 修繕積立金
  物件A    7,400   700
  物件B    8,800   900
  物件C    8,000  1,600
  物件D    9,200  1,800
  物件E    9,300  1,900
  物件F   10,400  2,500
  物件G    4,700  4,100


 修繕積立金も管理費も、物件によって実に大きな差があることを再認識しました。

 私が理事長をしているのは、物件Aです。(汗)

 今まであまり気にしていなかったのですが、妥当な修繕積立金や管理費ってどのくらいなんだろうかと疑問を持ち始めました。

 そこで、保有物件の長期修繕計画、修繕積立金、管理費を分析してみることにしました。

 理事長としては、物件Aの修繕積立金をなんとかしなければなりません。
それには、他の物件の状況が参考になると考えたからです。

 各物件の16年分の修繕積立金や支出などをまとめてみましたが、物件の規模が異なるので直接比較するのは難しいです。

 そこで、物件の延べ床面積あたりの数字に規格化して比較してみました。
(物件Bは長期修繕計画が未定。物件D・Eは同じ建物)

物件A 物件D・E
物件C 物件F
物件G  
 物件Aの修繕積立金は確かに他の物件よりも少ないです。
物件C、D、E、Fの約半分かそれ以下。物件Gの5分の1でした。
いくらなんでも、これは少なすぎますね。
やはり、積立額の値上げは避けられそうもありません。

 そしてもう一点、16年間の合計支出の見積額は、物件Aが
ダントツで高いのでした。
物件C、D、E、Fの約4倍。物件Gの約2倍です。

 規模の小さい物件Aは床面積当たりでは割高になるのは
仕方ないようですが、4倍も違ってしまうと、どっちが妥当なの
か分からなくなってきました。
物件D、Eだって、そんなに戸数は違わないのですから・・・。

これは修繕の内容まで踏み込んで検討する必要がありそうです。
もしかすると、かなり安全率を見込んでいるのかもしれません。

 それに、管理費をもう少し余らせる検討も必要になりそうです。
 提案どおりだとすると、月々の修繕積立金を8倍くらいにしな
ければなりません。
 そんなのオーナーたちが納得するとは思えません。

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